<実車>
国鉄時代に活躍した小形の貨車群。その中から一般的な有蓋車・無蓋車・タンク車の3車種を製品化します。走行装置は2段リンク式走り装置を備えており、最高速度75km/hでの走行が可能で、全国で活躍しました。
<製品の詳細>
●ワ12000
10t積で、一般的なワム80000などの15t積と比較すれば、3分の2程度の積載量ながら小口荷主の要望で、昭和31年から500両が国鉄工場で製造されました。積載量に合わせ、車体長、車体高も低く貨物列車編成の中ではその小ぶりな姿がアクセントとなります。
●トラ55000
既製品のトラ45000の後継車種として昭和37年(1962)に登場し、3205両が製造されました。無蓋車初の全鋼製となって、トラ45000よりも近代的なスタイルとなりました。
●タム500
15t積のガソリン専用の2軸タンク貨車です。我が国の2軸タンク貨車の代表形式で、昭和6年(1931)から35年(1960)までの長きに亘り621両が生産されました。現在は、三重県の「鉄道貨物博物館」でタム2920が保存展示されています。
<製品の詳細>
●小さな2軸貨車ながら、貨物列車の編成内では存在感のある ワ12000 トラ55000 タム500 の3種を、C12の発売にあわせて製品化。
●既存の貨車とも合わせやすく、ローカル線の短編成から本線の長大貨物列車まで、見栄えのする編成が簡単に再現可能。
●蒸気機関車末期、電化区間延伸の昭和45年前後の時代設定で各種表記類を再現。蒸気機関車から電気機関車、ディーゼル機関車、全てに最適。
●3車種ともに、足回りを引き締める黒色車輪を採用。抜群の走行性を有する「サスペンション機能」を装備し安定した“走り”を実現。
●ワ12000は、一目で分かる背の低い車体を的確に再現。昭和の貨物列車を再現するには欠かせないアクセントとなります。
●トラ55000は、プレス鋼板製の側面あおり戸を的確に再現。着脱式の積荷カバーを装着し、貨物列車にリアルな表情を作り出します。
●タム500は、小ぶりながらも存在感があり、KATO初の2軸タンク車の製品化。小編成のローカル貨物列車にはぴったりの車両。
●いずれもアーノルドカプラー標準装備、オプションでKATOカプラーに交換可能。
・車番:ワ12188、ワ12360
・車番:トラ57268、トラ58048
・車番:タム2988、タム10520
●ワ12000・トラ55000・タム500 編成例
ローカル線の小貨物列車
C12 + トラ55000 + トラ55000 + タム500 + タム500 + ワ12000 + ワラ1 + ワフ29500
亜幹線の貨物列車 #10-809 貨物列車6両セットと組み合わせて編成。
機関車 + ワラ1 + ワ12000 + タキ3000 + タム500 + トラ55000 + トキ25000 + チキ5000 + レ12000 + ワ12000 +
タム500 + トラ55000 + ヨ5000
飯田線をイメージした短編成貨物列車です。
ED19 + ワム90000 + ワ12000 + ワラ1 + トラ55000 + トラ55000 + ワフ29500
□別売対応オプション
●KATOカプラーN(PAT.) 品番:11-702
●マグネマティックカプラー MT-10 品番:11-711